関東の紅葉キャンプ場を見頃順に|奥日光・河口湖・道志・長瀞・奥多摩・高尾山周辺、最低気温8℃から読む見頃カレンダー【2026】
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目次
ご注意: 見頃はその年の気温や雨で1〜2週間前後します。キャンプ場の営業期間・料金・予約方法は2026年10月時点で各公式サイトに掲載されている情報で、変更されることがあります。予約の前に、公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
紅葉の季節のキャンプは、焚き火の煙の向こうに赤や黄色の木々が見える、1年でいちばん絵になる時間です。ただ、紅葉は「行ってみたら、まだ緑だった」「もう散っていた」が起きやすく、予約のタイミングが難しいのも事実です。
この記事では、紅葉が進む条件として知られる「最低気温8℃」を手がかりに、気象庁の平年値からエリアごとの見頃を逆算しました。
それを各観光協会が出している例年の見頃と照らし合わせ、関東の紅葉キャンプ場を見頃の早い順に並べています。高尾山の紅葉を見にいくついでに泊まりたい、という人向けの情報も入れました。
紅葉の見頃は「最低気温8℃」から逆算できる
日本気象協会(tenki.jp)によると、1日の最低気温が8℃を下回ると紅葉が進み、下回るようになってから約3週間できれいに色づくとされています。あわせて、日当たりがよいこと、昼と夜の寒暖差が大きいこと、適度に雨が降ることも、色づきをよくする条件です。
関東近郊の4つの観測所の最低気温の平年値を旬ごとに並べると、8℃を下回る時期は標高によって大きく違います。
日最低気温(平年値)が8℃を下回る時期:標高が高いほど早い
「8℃を下回る時期+3週間」で計算した見頃と、観光協会などが公表している例年の見頃を並べると、よく一致します。
| エリア(標高の目安) | 8℃を下回る時期 | 計算上の見頃 | 公式の例年の見頃 |
|---|---|---|---|
| 奥日光(1,300m前後) | 10月上旬 | 10月下旬 | 湯ノ湖周辺10月中旬、中禅寺湖畔10月中旬〜下旬(日光市観光協会) |
| 河口湖(860m) | 10月中旬 | 11月上旬〜中旬 | もみじ回廊10月下旬〜11月中旬(富士河口湖町観光連盟) |
| 標高500m前後(道志・秩父) | 10月下旬 | 11月中旬 | 道志村10月下旬〜11月中旬、秩父10月下旬〜11月下旬(各観光協会) |
| 平地(東京・熊谷) | 11月中旬〜下旬 | 12月上旬 | 高尾山(599m)11月中旬〜12月上旬(八王子観光コンベンション協会) |
標高500m前後の値は、熊谷と河口湖の間を標高で補間した目安です。同じ道志村や秩父でも、標高が高い場所ほど早く色づきます。
この表から分かる大事なことがもう1つあります。見頃の時期の最低気温は、どのエリアでもだいたい2〜5℃です。8℃を下回ってから3週間たつと、そこからさらに4〜6℃下がっているからです。紅葉キャンプは、エリアが違っても「明け方3℃前後の夜」を過ごす前提で装備を組むことになります(後半の章で詳しく)。
関東の紅葉キャンプ場カレンダー(見頃順)
紅葉の見頃を軸に、8つのキャンプ場を紅葉期の営業と予約方法とともに見頃の早い順に並べた表です。10月中旬の奥日光から12月上旬の高尾山周辺まで約2か月にわたり、予約なしで行ける日光湯元・道志の森・椿荘(平日)は色づきを見てから決められます。
| 見頃の目安 | エリア | キャンプ場 | 紅葉期の営業 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| 10月中旬〜下旬 | 奥日光 | 日光湯元キャンプ場 | 5月〜11月 | 当日受付のみ |
| 10月中旬〜下旬 | 那須高原(標高の低いエリア) | キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原 | 11〜12月も予約受付中 | Web |
| 10月下旬〜11月中旬 | 西湖・河口湖 | 西湖自由キャンプ場 | 11月営業(水・木定休) | Web(30日前から) |
| 10月下旬〜11月中旬 | 道志村 | 椿荘オートキャンプ場 | 通年営業 | 平日先着順/土曜・連休は電話 |
| 10月下旬〜11月中旬 | 道志村 | 道志の森キャンプ場 | 11月中旬から順次止水 | 予約不可(先着) |
| 10月下旬〜11月下旬 | 秩父・長瀞 | 長瀞オートキャンプ場 | 3月1日〜12月31日 | Web(2か月前の1日から) |
| 11月中旬〜下旬 | 奥多摩 | 氷川キャンプ場 | 10月15日〜12月29日は無休 | Webのみ |
| 11月中旬〜12月上旬 | 高尾山周辺 | 日影沢キャンプ場 | 要確認 | 往復はがきで事前申込(抽選) |
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以下、見頃の早い順に、各エリアの紅葉とキャンプ場を紹介します。
10月中旬〜下旬:奥日光
関東でいちばん早く紅葉が始まるのが奥日光です。日光市観光協会によると、戦場ヶ原・小田代原の草紅葉は例年9月下旬から色づき始め、湯ノ湖周辺・竜頭滝は10月中旬頃、中禅寺湖畔は10月中旬ごろから見頃のスポットが増え、半月山・八丁出島・華厳滝・明智平・いろは坂は10月下旬が例年の見頃です。
日光湯元キャンプ場
- 場所: 日光市湯元(湯ノ湖のそば)
- 開設期間: 5月〜11月(水道の凍結や雪の影響で変動あり)
- 料金: 大人1泊1,500円、小・中学生1泊1,000円
- 予約: 当日受付のみ(日光湯元ビジターセンターの開館時間内)
- 公式: 日光湯元ビジターセンター
予約ができないかわりに、色づきの状況を見てから当日に決められるのが紅葉キャンプでは利点です。湯元は気象庁の奥日光の観測所(標高1,292m)より標高が高く、10月下旬の平年の最低気温3.6℃よりさらに冷え込むので、冬に近い装備で行くと安心です。
中禅寺湖畔の菖蒲ヶ浜キャンプ村は、営業が4月下旬〜10月下旬までです。中禅寺湖畔の見頃(10月中旬〜下旬)とは営業の最終盤がちょうど重なる時期なので、行く場合は営業最終日を公式サイトで確認しておくと安心です。
10月中旬〜下旬:那須高原
栃木県観光物産協会によると、那須の茶臼岳・姥ヶ平・朝日岳の山の上は9月下旬〜10月上旬、標高の低い高原エリアは10月中旬〜下旬が見頃です。
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
- 場所: 栃木県那須郡那須町高久甲5861-2
- 紅葉期の営業: 2026年11月分、12月1日〜2027年1月10日分の予約受付を公式サイトで告知しており、11〜12月も営業
- 料金(オートキャンプサイト「焚き火」): バリュー6,500円・レギュラー8,000円・トップ10,500円
- 予約: Web予約
- 公式: キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
料金は高めですが、設備の整った高規格のキャンプ場です。家族で紅葉の那須を楽しむ拠点に向いています。
10月下旬〜11月中旬:河口湖・西湖
富士河口湖町観光連盟によると、河口湖のもみじ回廊の見頃は例年10月下旬から11月中旬で、湖畔の紅葉は11月上旬から中旬が最盛期です。
2026年の富士河口湖紅葉まつりは11月7日(土)〜11月29日(日)で、期間中は日没〜21時にライトアップがあります。西湖も11月に入ると湖畔一帯が見頃を迎え、紅葉台や足和田山周辺からは紅葉に染まる樹海と富士山を一望できます。
西湖自由キャンプ場
- 場所: 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖1003-2
- 11月の営業: 営業(毎週水・木曜が定休日)。12月は13日まで営業し、その後は一部休業日あり
- 料金: 施設使用料 大人1泊1,000円・子ども(小学生まで)800円+テントサイト使用料(車1台分の駐車料込み)。サイト使用料は区画により通常日1,000円〜2,500円。支払いは現金のみ
- 予約: 全日Webから、利用予定日の30日前から。当日予約は不可(空きがあれば当日12時15分から現地受付)。Fエリアは予約なしの当日受付のみ
- 公式: 西湖自由キャンプ場
紅葉まつりの期間中、特に週末の河口湖周辺は道路が混み合います。湖畔の紅葉は朝の早い時間に見にいき、混む前に西湖側へ戻ると、渋滞に巻き込まれにくくなります。
10月下旬〜11月中旬:道志村
道志村観光協会によると、道志村の紅葉の見頃は10月下旬〜11月中旬です。標高差のある村なので、同じ時期でも場所によって色づきが違います。道志村のキャンプ場の詳しい比較は道志村ソロキャンプ穴場ガイドにまとめています。
椿荘オートキャンプ場
- 場所: 山梨県南都留郡道志村
- 営業: 通年営業
- 料金(宿泊): 平日 ソロ2,000円・デュオ3,000円、土曜・連休 ソロ3,000円・デュオ4,000円(グループは1名追加ごとに+1,000円)
- 予約: 平日は予約不要の先着順、土曜・連休などは電話予約制
- 公式: 椿荘オートキャンプ場
道志の森キャンプ場
- 場所: 山梨県南都留郡道志村10041
- 料金(1泊・管理棟受付): 通水期間 大人1,000円・子ども500円・自動車1,000円、止水期間 大人800円・子ども500円・自動車1,000円
- 注意: 11月中旬から順次止水。止水後は水道施設・水洗トイレが一部を除き使えない。2024年から不定期の休業日あり
- 予約: キャンプサイトの予約は受け付けていない(先着)
- 公式: 道志の森キャンプ場
どちらも予約なしで行ける日があるので、週末の天気と色づきを見てから決めたい人に向いています。
10月下旬〜11月下旬:秩父・長瀞
秩父観光協会によると、秩父の各地では10月下旬から11月下旬にかけて紅葉が見られ、三峯神社周辺は10月下旬から11月上旬に色づきます。長瀞では2026年11月1日〜11月30日に長瀞紅葉まつりが開かれ、月の石もみじ公園のライトアップは11月6日(金)〜29日(日)の16時〜21時の予定です(色づき状況により前後)。
長瀞オートキャンプ場
- 場所: 埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1
- キャンプ期間: 3月1日〜12月31日
- 料金: ビューサイト(レギュラー)4,000〜7,000円、ソロサイト2,100円〜。別途施設利用料 大人800円・子ども400円
- 予約: オンライン予約(2か月前の1日0時から)。電話は当日予約のみ
- 公式: 長瀞オートキャンプ場
荒川沿いのキャンプ場で、月の石もみじ公園のライトアップと組み合わせやすい立地です。11月の週末は予約が埋まりやすいので、2か月前の受付開始日を押さえておくと確実です。
11月中旬〜下旬:奥多摩
奥多摩観光協会が過去に出した紅葉の予想では、奥多摩湖周辺・日原周辺が11月第2週ごろから、氷川渓谷〜鳩ノ巣渓谷周辺が11月第3週後半〜11月末となっています。境のイロハカエデのように、奥多摩の紅葉が終わりに近づく11月末ごろに盛りを迎える木もあります。都心から電車で行ける紅葉キャンプ地としては、いちばん手軽な選択肢です。
氷川キャンプ場
- 場所: 東京都西多摩郡奥多摩町氷川702
- 紅葉期の営業: 2026年4月から毎週木曜が定休日(水曜泊も不可)だが、10月15日から12月29日までは無休で営業
- 料金: テント泊 1名1泊2,000円〜。隣接の町営駐車場は1日700円
- 予約: Web予約のみ
- 公式: 氷川キャンプ場
公式の案内ではJR奥多摩駅から徒歩約5分で、車がなくても行けるのが強みです。氷川渓谷の紅葉の見頃(11月下旬)にちょうど重なる立地です。
11月中旬〜12月上旬:高尾山周辺
八王子観光コンベンション協会によると、高尾山の紅葉の例年の見頃は11月中旬から12月上旬で、関東の紅葉シーズンの最後を飾ります。
ただし、高尾山ではテント泊ができません。 高尾登山電鉄のよくある質問では、国定公園内のキャンプ指定地以外でのキャンプ(テント張り)は禁止されていると案内されています。同じページで「一番近いキャンプ場」として紹介されているのが、山頂まで歩いて1時間ほどの日影沢キャンプ場です。
日影沢キャンプ場
- 場所: 八王子市高尾町2181-1
- 料金: 無料
- 申込: 往復はがきで申し込み、抽選(利用日の前々月末までに必着)
- 管理: 関東森林管理局(利用案内PDF)
案内資料が古い可能性があるので、申し込む前に関東森林管理局へ最新の方法を確認すると確実です。抽選のため直前の予定には向かないので、高尾山の紅葉を日帰りで見て、奥多摩の氷川キャンプ場に泊まる、という組み合わせも現実的です。
紅葉キャンプの夜は2〜5℃:見頃の時期の寒さ対策
最初の章で書いたとおり、紅葉の見頃の夜は、どのエリアでも最低気温が2〜5℃前後です。晴れて風のない夜は放射冷却でさらに3〜5℃下がるので、明け方は0℃前後まで冷えると考えておくのが現実的です。
| エリア | 見頃の時期 | その時期の最低気温(平年値) |
|---|---|---|
| 奥日光 | 10月下旬 | 3.6℃ |
| 河口湖 | 11月上旬〜中旬 | 4.0℃→2.2℃ |
| 標高500m前後(道志・秩父) | 11月中旬 | 4℃前後(補間値) |
| 平地(熊谷・東京) | 12月上旬 | 3.4℃・5.3℃ |
快適温度5℃前後の3シーズンシュラフだけでは足りない気温です。必要な快適温度の目安は0〜-3℃で、手持ちの寝具を底上げするなら、次の順番で足していくと無駄がありません。
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電源なしで寝床を暖める順番は冬キャンプの寒さ対策は電源なしでもできる?に、11月の服装と石油ストーブの使い方は11月のキャンプにまとめています。
紅葉シーズンのキャンプで気をつけること
気をつけたいのは、16時半前後の早い日没、紅葉の名所周辺の週末の渋滞、冬眠前の熊の活動、年によって1〜2週間ずれる見頃の4点です。設営を先に済ませてから紅葉を見にいき、予約はこの記事の見頃より1週間ほど遅い日程にしておくと外しにくくなります。
日没が早い
東京の日の入りは、10月末で16時47分、11月末には16時半前になります。紅葉を見て回ってからチェックインすると、設営が暗くなってからになりがちです。設営を先に済ませてから紅葉を見にいく順番にすると、余裕を持って過ごせます。
紅葉の名所の周辺は週末に渋滞する
河口湖の紅葉まつりや長瀞の紅葉まつりの期間中、週末の周辺道路は混み合います。朝早く着くように出発するか、混雑する時間帯は場内でゆっくり過ごすくらいの予定にしておくと、移動のストレスが減ります。
熊はまだ活動期
10〜11月は、熊が冬眠前に食べ物を探して行動範囲が広がる時期です。奥日光・道志・奥多摩・秩父はいずれも出没情報のある地域なので、食材の管理と熊鈴は欠かせません。詳しくはキャンプの熊対策で。
見頃は年によって1〜2週間ずれる
残暑が長引いた年は、8℃を下回る時期が遅れて見頃も後ろにずれます。予約制のキャンプ場を早めに押さえるなら、この記事の見頃より1週間ほど遅い日程を選んでおくと、外しにくくなります。直前に決めたい人は、当日受付・先着順のキャンプ場を候補に入れておくと柔軟に動けます。
よくある質問(FAQ)
関東の紅葉キャンプはいつが見頃?
標高が高い場所から順に見頃になります。奥日光が10月中旬〜下旬、河口湖と道志村が10月下旬〜11月中旬、秩父・長瀞が10月下旬〜11月下旬、奥多摩が11月中旬〜下旬、高尾山が11月中旬〜12月上旬です。
紅葉の見頃はどうやって予想できる?
日本気象協会によると、最低気温が8℃を下回ると紅葉が進み、下回ってから約3週間できれいに色づきます。気象庁の平年値で8℃を下回る時期を調べ、3週間を足すと、見頃の目安になります。
高尾山でキャンプはできる?
できません。高尾登山電鉄の案内では、国定公園内のキャンプ指定地以外でのテント張りは禁止されています。一番近いキャンプ場は、山頂まで歩いて1時間ほどの日影沢キャンプ場(往復はがきでの事前申込・抽選)です。
予約なしで行ける紅葉キャンプ場はある?
日光湯元キャンプ場(当日受付のみ)、道志の森キャンプ場(予約不可・先着)、椿荘オートキャンプ場(平日は先着順)は、予約なしで行けます。色づきの状況を見てから決めたいときに便利です。
紅葉キャンプの寒さ対策は?
見頃の夜はどのエリアでも最低気温2〜5℃前後で、晴れた夜の明け方は0℃前後まで下がります。3シーズンシュラフだけでは足りないので、湯たんぽ、マットの重ね敷き、快適温度0℃前後のシュラフなどで寝床を底上げします。
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紅葉は、標高の高い奥日光から高尾山の麓まで、2か月かけてゆっくり降りてきます。行きたい場所の標高と「最低気温8℃+3週間」で見頃を読み、色づきに合わせてキャンプ場を選ぶ。寝床だけは見頃の夜の2〜5℃に合わせて整えておけば、焚き火越しの紅葉を、明け方まで寒さを気にせず楽しめます。