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冬も営業している関東のキャンプ場19選|温水・電源・風呂の有無を公式で確認【2026-2027】

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雪に覆われた海辺のキャンプ場に黒いテントが2張り立ち、夕日が水平線に沈んでいる
Photo: simon / Unsplash
目次

冬のキャンプ場選びでつまずくのは、「通年営業」と書いてあるのに実際は冬だけ休む日があること、そして温水や電源の有無で快適さがまるで変わることです。この記事は12月から2月に営業している関東と富士山麓のキャンプ場19か所を、各施設の公式サイトで2026年10月に確認した内容だけで整理しました。

年末年始の予約開始日と初日の出は年末年始に営業している関東のキャンプ場に分けているので、ここでは12〜2月を通した営業状況と冬の設備を扱います。

冬の最低気温は「1月下旬から2月上旬」が底

気象庁の平年値(1991〜2020年)の日最低気温を旬ごとに並べると、底は1月下旬から2月上旬です。内陸の水戸は海沿いの銚子より5℃近く低く、同じ茨城県でも大洗(海沿い)と内陸では条件が違います。標高860mの河口湖は-6℃前後、奥日光は-8℃台です。

雪原に張られた白いテント
寒さの底は1月下旬から2月上旬 (出典: Nathan Karsgaard / Unsplash)
観測所(標高)12月上旬12月下旬1月上旬1月下旬2月上旬2月下旬
銚子(海沿い)7.5℃4.2℃3.2℃2.7℃2.7℃4.3℃
東京(6m)5.3℃2.5℃1.5℃1.0℃1.5℃2.9℃
熊谷(30m・内陸)3.4℃0.5℃-0.3℃-0.4℃-0.4℃1.2℃
水戸(内陸)2.1℃-0.9℃-1.8℃-1.8℃-2.0℃-0.1℃
河口湖(860m)-1.3℃-4.3℃-5.1℃-6.2℃-5.9℃-3.4℃
奥日光(1,292m)-3.1℃-6.4℃-7.3℃-8.3℃-8.6℃-6.9℃

晴れた夜は放射冷却でここからさらに3〜5℃下がります。シュラフは最低気温から5℃引いた快適温度で選ぶので、平地でも快適-5℃前後の冬用が目安になり、河口湖やふもとっぱらの標高では冬用2本でも足りない夜があります。

装備の揃え方は寒さ対策とシュラフの選び方にまとめています。

初めての冬キャンプなら設備で選ぶ

温水の炊事場、電源サイト、風呂かシャワーの3つが揃うと、冬キャンプの負担は一気に減ります。温水は洗い物の手がかじかまないため、電源は電気毛布で明け方まで温められるため、風呂は体を芯から温め直せるためです。

雪の残る浜辺から見る日の出
海沿いの平地は、内陸より最低気温が穏やか (出典: Alexandr Popadin / Unsplash)
キャンプ場(都県)12〜2月の営業温水電源風呂・シャワー焚き火
大洗キャンプ場(茨城)通年炊事場に温水あり7区画、1泊2,000円コインシャワー2分200円可(焚き火台洗い場あり)
大洗サンビーチキャンプ場(茨城)通年水道8か所に給湯あり(15A)コインシャワー3分100円、24時間可
RECAMP常総(茨城)通年、定休日あり給湯ありありシャワーあり、徒歩5分の展望風呂は土日祝のみ公式記載なし
赤城山オートキャンプ場(群馬)通年、冬季は不定休お湯の出る炊事場あり(2口が標準)風呂、脱衣所付きシャワー公式記載なし
北軽井沢スウィートグラス(群馬)冬テント期間12/4〜4/4、12/26〜31休業公式記載なし冬テントサイトはほぼ完備薪焚の湯(貸切か共有)備え付け炉か焚き火台、薪ストーブ可
有野実苑オートキャンプ場(千葉)通年、年中無休公式記載なし45区画、1,300円シャワー通年(冬季は時短)直火炉付きサイトあり
成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場(千葉)通年、2027/2/17休業一部の蛇口A〜C区画、1,300円コインシャワー24時間直火禁止
九十九里オートキャンプ場 太陽と海(千葉)営業期間の明記なし流しのうち2か所あり(1,800Wまで)風呂16:30〜20:00、平日はシャワーのみが多い焚き火台可、1〜5月は林野火災警報時に不可
サンタヒルズ(栃木)通年、休業の記載なし林間・広々サイトの炊事場1泊1,000円レンタル風呂35分600円、コインシャワー薪販売あり
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(栃木)12/4から週末中心、12/1〜3と1/4〜7は休業公式記載なし公式記載なし露天風呂(12/4〜)焚き火台必須
PICA富士西湖(山梨)通年、水曜・木曜定休お湯利用可公式記載なし宿泊者専用風呂焚き火台必須
森のまきばオートキャンプ場(千葉)通年、月曜と第1・3火曜、年末年始は休業公式記載なし1,500円(1,000Wまで)シャワー5分300円林野火災警報時は規制

大洗の2施設は温水・電源・シャワーの3つが揃い、関東の平地で最低気温も比較的穏やかなので、初めての冬キャンプの候補としていちばん条件がよい場所です。

北軽井沢スウィートグラスは標高1,100mで平年の1月の最低気温が-8.9℃と公式に書かれている本格的な冬ですが、電源と風呂と薪ストーブが揃っているので、設備に頼りながら雪中キャンプを経験できます。

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電源サイトの必需品

山善 電気敷毛布 140×80cm YMS-F33P

電源サイトなら1泊1,000〜2,000円の差額で明け方まで背中側を温められる。消費電力50Wで、1時間あたり強約35Wh。シュラフ幅と同じ80cmの敷き型。参考価格 ¥5,000〜7,000

設備は最小限、景色と静けさで選ぶキャンプ場

次の施設は冬も開いていますが、温水や電源がなく、装備で寒さを受け止める前提です。そのぶん冬の富士山や凍った湖畔を独占できます。

キャンプ場(都県)12〜2月の営業冬の設備と注意焚き火
ふもとっぱらキャンプ場(静岡)通年。12/9〜13はイベント準備と貸切で一部利用不可お湯の出る水場なし。冬季は凍結防止で蛇口を外し、不凍栓を回して水を出す。凍って回らないときは無理に回さない。電源なし焚き火台必須、薪800〜1,000円
西湖自由キャンプ場(山梨)通年だが12月は平日休業が多い(12/2〜3、9〜10、14〜18、21〜25)。1〜2月の営業日は未公開シャワー・風呂なし。チェックインは10〜3月17時まで。12〜3月は降雪・凍結があり冬用タイヤかチェーン必須。-8℃以下の日の警告あり可。強風時は禁止の場合があり、防風スクリーン持参を要請
浩庵キャンプ場(山梨・本栖湖)キャンプ場は通年。テント村と本栖湖山荘は11月末で冬季クローズ風呂500円(9:00〜19:00)、コインシャワー24時間。12月〜4月中旬は周辺道路と場内が凍結、冬用タイヤ必須、降雪時は入場制限の可能性公式記載なし
椿荘オートキャンプ場(山梨・道志村)通年。台風や大雪で休業あり電源は第二キャンプ場に3区画(1泊1,000円)。冬季料金は平日ソロ2,000円、土曜・連休3,000円焚き火台と焚き火シート必須。林野火災警報の発令中は制限や禁止の場合あり
氷川キャンプ場(東京・奥多摩)10/15〜12/29は無休。12/30以降は公式記載なし。2026年4月から木曜定休(水曜泊も不可)12〜3月はLow料金で最安。ストーブレンタル1泊1,500円、温水シャワー3分200円河原のフリーサイトは直火可
道志の森キャンプ場(山梨)開場しているが、通水期間(4月下旬〜11月中旬)以外は水道と水洗トイレが使えない。不定期休業あり電源なし。予約不可の先着順焚き火台可、直火禁止

ふもとっぱらは標高830mで冷え込みは河口湖並みです。冬の富士山を正面に見られる代わりに、お湯も電源もなく、風の強い日があるので、装備と経験がある人向けです。道志の森は水道が止まるので、飲み水を持ち込み、トイレは仮設の案内を現地で確認する前提になります。

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電源なしの冬に

ナンガ×3ten 別注 オーロラテックス 600DX

快適使用温度-6℃/下限温度-11℃(ナンガ独自基準)・約1,150g・収納Φ18×30cm・760FPダウン600g。表地は撥水のオーロラテックスで日本製。電源のない冬のサイトでは、シュラフだけで明け方を越える必要がある。関東の平地の冬ならこの1本が入口。参考価格 ¥37,480〜41,800

冬だけの落とし穴は4つ

通年営業でも冬は休む日がある

長瀞オートキャンプ場はキャンプ期間が3月1日〜12月31日で、1月と2月は休業です。キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原は12/1〜3と1/4〜7が休業で、12〜2月は週末中心の営業です。

北軽井沢スウィートグラスは12/26〜31が休業、西湖自由キャンプ場は12月の平日の大半が休業で、1〜2月の営業日はまだ公開されていません。成田ゆめ牧場は2027年2月17日が休業日、森のまきばは月曜と第1・第3火曜が定休です。予約前にその月の営業カレンダーを見るのが冬の基本です。

水道が凍る、止まる

ふもとっぱらは冬季に蛇口を外し、不凍栓を回して水を出す方式です。凍って回らないときは待つか、草原中央トイレの水場を使うよう公式が案内していて、無理に回すと壊れます。道志の森は通水期間外は水道と水洗トイレが使えません。標高800m以上ではポリタンクの水も朝に凍るので、テント内か車内に入れておきます。

林野火災警報で焚き火ができない日がある

冬は空気が乾燥し、強風の日に林野火災警報が出ます。道志村の椿荘は警報発令中はスタッフの判断で焚き火を制限または禁止、旭市の太陽と海は1〜5月の警報発令時に焚き火や薪を使う暖房器具が使えません。

西湖自由キャンプ場も冬季の強風時は焚き火禁止になる場合があり、防風スクリーンの持参を求めています。焚き火を暖房のあてにしている場合は、使えない夜の代わりを用意しておきます。

積雪と路面凍結は標高800m以上で前提になる

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原は「冬季は降雪の可能性が高まり、最低気温は氷点下で路面が凍結する」としてスタッドレスタイヤの装着とチェーンの携行を求めていて、那須ICからの経路に凍結しやすい箇所があると書いています。

北軽井沢スウィートグラスは11月から4月ごろまで積雪と路面凍結が予想され、冬タイヤが必須です。浩庵は12月〜4月中旬に周辺道路と場内が凍結、西湖自由も12〜3月は降雪・凍結の日があるとしています。平地のサンタヒルズでも、一度積もると森の中の雪は融けにくく、気温の低い日はアイスバーンが起こると公式が書いています。

冬季分の予約はいつから取れるか

キャンプ場冬季分の予約開始方法
椿荘オートキャンプ場11月〜翌年2月利用分は9月1日から電話のみ、現金前払い
ふもとっぱら毎月第1水曜19時に2か月先の分。1/5〜1/31分は11月4日Web
大洗キャンプ場、大洗サンビーチ毎月1日0時に翌月分。電話は3日前からWeb(要会員登録)
有野実苑利用日の93日前からWeb、カード決済
サンタヒルズ1年前からWebか電話
キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原12/1〜1/10分は10月1日0時からWeb、電話は同日9時30分から
長瀞オートキャンプ場12/1〜29分は10月1日、12/30〜1/2分は10月3日からWeb
西湖自由キャンプ場12月分は週ごとに土曜8時に開放(10/31、11/7、11/14、11/21)。通常は30日前からWebのみ
北軽井沢スウィートグラス毎月1日に2か月先の分。10月1日に12/4〜1/3分を開放Web0時、電話9時30分
赤城山オートキャンプ場3か月前の1日8時からWeb
PICA富士西湖3か月前の同日からWebのみ
森のまきば利用日の2か月前からWeb
成田ゆめ牧場2か月前の1日、開園時間からWeb
太陽と海利用月の4か月前の1日から電話優先
氷川キャンプ場公式記載なしWebのみ
道志の森予約なし先着順

冬の設備で見落としやすいガス缶

温水や電源と同じくらい差が出るのがガス缶です。家庭用CB缶の主成分ノルマルブタンは沸点が-0.5℃で、気温5℃でも気化熱で缶が冷えて火力が落ちます。冬はイソブタンやプロパンを配合した寒冷地用のガスに替え、使う直前までシュラフの足元に置いて缶を冷やさないのが基本です。火や湯で缶を温めるのは破裂の危険があり、全メーカーが禁止しています。

ガス缶の種類と気温別の選び方は冬キャンプのガス缶はCB缶とOD缶のどっち?、12月の装備は12月のキャンプ、電源なしでの寝床の作り方は冬キャンプの寒さ対策は電源なしでもできる?にまとめています。

💡 ここで迷ったら

冬のCB缶

SOTO パワーガス 3本パック ST-760

液化ブタンにプロパンを配合したCB缶で、メーカーが寒冷地での使用可としている。冬の朝に火が弱くなる対策として、家庭用CB缶の代わりに持っていく。SOTOのカセットガス式器具用。参考価格 ¥900〜1,500

よくある質問(FAQ)

関東で冬も営業しているキャンプ場は?

公式サイトで通年営業を確認できたのは、大洗キャンプ場、大洗サンビーチ、RECAMP常総、赤城山オートキャンプ場、有野実苑、成田ゆめ牧場、サンタヒルズ、PICA富士西湖、森のまきば、椿荘、ふもとっぱら、浩庵、西湖自由キャンプ場などです。

ただし西湖自由は12月の平日の大半が休業、那須は12/1〜3と1/4〜7が休業、長瀞は1〜2月が休業なので、営業カレンダーの確認が必要です。

初めての冬キャンプに向いている関東のキャンプ場は?

温水の炊事場・電源サイト・シャワーが揃う大洗キャンプ場と大洗サンビーチキャンプ場が、設備と気温の両面で入りやすい候補です。

1月下旬の最低気温の平年値は内陸の水戸で-2.0℃、海沿いの銚子で2.7℃なので、大洗は関東の冬としては穏やかな部類です。設備が揃った雪中キャンプを体験するなら、電源と風呂と薪ストーブのある北軽井沢スウィートグラスが候補です。

冬のキャンプ場で電源サイトは必要?

必須ではありませんが、電気毛布を使えれば明け方まで背中側を温められるので、冬用シュラフを持っていない人には電源サイトのほうが確実です。

電源の料金は1泊1,000〜2,000円(大洗2,000円、有野実苑1,300円、サンタヒルズ1,000円、森のまきば1,500円)です。電源がない場所では、湯たんぽ、マットの重ね敷き、快適-5℃前後の冬用シュラフで補います。

冬のキャンプ場で水道は使える?

施設によります。ふもとっぱらは冬季に蛇口を外し、不凍栓を回して水を出す方式で、凍って回らないときは無理に回さず別の水場を使います。道志の森は通水期間(4月下旬〜11月中旬)以外は水道と水洗トイレが使えません。大洗の2施設、RECAMP常総、赤城山、PICA富士西湖、サンタヒルズは炊事場に温水があります。

冬のキャンプ場に行くときスタッドレスタイヤは必要?

標高800m以上の施設では前提です。キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原はスタッドレスの装着とチェーンの携行を求めていて、北軽井沢スウィートグラスは11月から4月ごろまで積雪と路面凍結が予想されるとして冬タイヤを必須にしています。

浩庵は12月〜4月中旬に場内と周辺道路が凍結、西湖自由も12〜3月は冬用タイヤかチェーンの準備を求めています。平地のサンタヒルズでも気温の低い日はアイスバーンが起こります。

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